【全国9箇所で開催】チエル株式会社と共催の「Google for Education ワークショップセミナー」を東京にて開催しました

主催:チエル株式会社 共催:株式会社ストリートスマート 後援:Google for Education

 

すでに世界中で利用され、国内でも注目が集まっている Google for Education やChromebook を実際に体感し、新しい学び方をイメージできるセミナー「Google for Education ワークショップセミナー」の第1弾を11月21日(木)に東京で開催しました。今回はその様子をお届けします。

(本セミナーは全国で開催中です。詳細は本記事の最下部にあります。ぜひご参加ください)

 

【グーグル合同会社の杉浦氏より】Google for Educationの特長を説明いただきました

はじめに、グーグル合同会社 Google for Education セールスエクゼクティブの杉浦剛氏より講演いただきました。

ちょうど11月13日に開かれた経済財政諮問会議で、安倍晋三首相が教育現場でパソコンが1人に1台ずつ普及するのは当然との見解を示していたことが報道されています。杉浦氏はその内容にも言及しながら、今後の日本の教育環境と、Google for Education の特長をお話されていました。

Google が開発したOSが搭載されている端末『Chromebook』の特長として杉浦氏が挙げられていたのは、下の通りです。

1.起動が早い

8秒以内に起動ができるため、授業を邪魔せずスムーズに Chromebook の操作を行うことができます。

 

2.OSアップデートの手間がかからない

これまでのOSだと、アップデートの際に「容量が必要です」と表示され、ハードディスクに一時的にデータを移行し、アップデートが終わると戻す・・など手間がかかることがありました。そのプロセスの中でウィルスに感染してしまうリスクも発生します。ChromebookはそういったOSアップデートの手間がほぼなく、忙しい先生の時間を取らせないように設計されています。

 

3.低価格である

他のPC端末と比較して低コストのため、教育機関への大量導入も可能です。

 

4.管理が簡単である

管理コンソールのChrome Education Upgradeを使えば、多くの Chromebook について、端末に関する管理や制御を、管理者が一元的に行うことができます。独自のプレイストアをつくり、不要なアプリケーション使わないように制限をかけることも可能です。

 

杉浦氏からは、Google for Education のアプリケーションである『G Suite for Education』の特長についてもご説明がありました。

 

5.どんなデバイスでも利用可能

Chromebook だけでなく、どんなデバイスでもインターネットに繋がっていれば利用可能です。PCでもiPadでも、様々な端末からログインし利用することができます。

 

6.同時編集が可能である

ユーザーが作った資料は、ローカルではなくクラウドに保存され、共有者全員が見ることができます。また、クラウド上で複数のユーザーと同時編集できるのが大きな特長です。
従来、資料を作るとまずローカルに保存し、一人一人にメールで送ることで共有し、受信者はそれをダウンロードして編集して‥と行なっていた面倒なプロセスが一気に簡略化されます。

 

7.容量無制限・無料

教育機関は、オンライン上から申請すれば、これらの機能がすぐ使用できます。さらに、企業向けに有償で提供しているものが、教育機関だと無償で利用できます。既に導入し使いこなしている自治体は何テラバイトも使っているという事例があるそうです。どれだけ使っても無償というのが大きな特長です。

フォームで小テストを行なったり、Meet で遠隔授業をしたり、ドライブで修学旅行・文化祭の写真を管理・共有したり、など、教育において便利な機能が沢山あるため、高いシステムを導入する必要がなく、G Suite for Education とデバイスさえあれば、よりよい教育環境が実現できです。

Google for Education を導入したいが上手く使いこなせるかどうか分からない場合は
弊社ストリートスマートのようなPDパートナーからレクチャーを行うこともできますし、オンラインで勉強し、G Suite の理解が深められるTeacher Centerというトレーニングも用意されています。

また、GEG(Google Educator Group)という教育者同士が交流できるコミュニティがあるので、そこに参加いただくこともおすすめです。今後はさらにGEGの参加人数が増加することが見込まれているそうです。

 

【ストリートスマート講師の菊池が登壇】Google for Educationのハンズオン体験を実施。

 

続けて、Google for Education のPDパートナーである弊社ストリートスマートより、Google for Education の機能のご説明と、ハンズオン体験を行いました。参加者には手元に1人1台ずつ Chromebook をご用意しました。

まず菊池より、教育改革に対するICTの位置付けをご説明。日本では2020年に大きな教育改革が予定されていますが、それに伴い、新学習指導要領に合わせた新しい授業づくりや、校務の省力化が求められています。これらの多くは、ICTを活用することで実現できます。

 

スプレッドシートに「出身地とその魅力」を入力し、同時編集を体験

では、具体的にどう実現できるのか。実際に Chromebook に触れていただきながら、G Suite for Educationが生み出す『新しい学び方』 を体験いただきました。

G Suite for Education は下の画像のように多様なアプリケーションから成っています。これらのアプリを使えば、さまざまな授業をデザインすることができます。

 

機能のハンズオン体験として、参加者のみなさまに、スプレッドシートを活用し「ご自身の出身地とその魅力」を入力いただきました。

 

同じスプレッドシート内に、参加者の方々が続々と出身地を記入くださいました。同時編集が可能なため、他のユーザーがファイルに記入している時も問題なく編集することができ、また他のユーザーの記入内容が即時に反映されます。

全員が入力完了した後に「データ探索」というボタンを押すと、分析を行うこともできます。データ探索機能を使えばその場で集計を行うことができ、どの回答が多かったかなどの傾向の把握に役立ちます。

スプレッドシート以外にも、G Suite for Education には様々なアプリケーションがあります。授業のデザインだけでなく、校務の省力化をサポートしてくれるツールもあります。

 

その他、『Classroom』という、学習管理を一元的に行うことができるサービスを使えば、さらに日々の業務の効率化が可能です。

 

Classroomでは、先生と生徒間で課題のやり取りやメッセージの送付を行うことができるほか、課題の採点や集計・成績の返却までも実施することが可能です。Classroom はオンラインコミュニケーションを利用して、生徒への課題出し→フィードバック→採点・成績の返却→集計に至るまでを行うことができるツールです。

 

修学旅行をテーマに、フォームやスライドの体験も。

その他、修学旅行をテーマにしたハンズオン体験も行いました。
先生にも人気であるフォームというアプリケーションを利用して、「日本で初めて修学旅行が行われた場所は?」などの設問をまとめた「修学旅行クイズ」を出題。参加者のみなさまに答えていただきました。

クイズに回答したあとは、参加者自身が「スコアを表示」というボタンを押すと、その場で瞬時に自己採点が可能です。正解した内容や誤答・点数などを確認することができます。
また、全員が回答を終えたあとは、集計機能を使いすぐに平均点を算出しました。この機能を使えば、誤答が多かった問題をその場ですぐ解説するなど、授業に役立てることができます。

このようにフォームを用いてテストを行えば、採点や集計ができる他、紙を印刷する必要がないなどのメリットもあります。先生方の校務の省力化に非常に役立ちます。

 

 

フォームの機能を体感いただいたあとは、同じく修学旅行をテーマに、グループでひとつのスライドを作成いただきました。グループで行きたい修学旅行先を決め、その場所の特長や魅力をひとつの資料にまとめる、という内容です。

このように、授業で生徒に課題を与え、スライドで発表資料を制作するよう伝えれば、オンラインで同時に編集ができたり、直接顔を合わせていない時間帯もコメントし合えるなど、グループでの協働の幅が拡がります。スライドを作る過程の中で、他者と自分の意見を比較したり、異なる視点からフィードバックをもらうなどの機会が増えることにより、思考を深められるというメリットもあります。

 

チエル社より、クラウド型授業支援システム『Inter CLASS Cloud』のご紹介

その後は、チエル様より、クラウド型授業支援システム『Inter CLASS Cloud』のご紹介がありました。Inter CLASS CloudはG Suite for Education とChromebookに完全対応し、授業での一斉学習・個別学習・協働学習を円滑に進めることができる拡張機能です。

Inter CLASS Cloudを使えば、学習者の画面をモニターしたり、先生の手元にある教材を生徒の画面へ一斉投影したり、配布したり、学習者のアイデアを他の生徒と共有できるなど、Chromebook を最大限に活用したアクティブな授業づくりが可能です。

弊社の菊池も、参加者のみなさまが修学旅行クイズに答えている最中に、Webで答えを探すことができないよう、参加者のWeb検索をロックしていました。そういったことも、チエル社のInter CLASS Cloudを使えば実現できます。

 

 

いかがでしたか?本セミナーは東京だけでなく、その他全国8箇所で開催予定です。費用はかかりませんので、是非この機会にご参加ください。

 

【全国での開催情報】
福岡開催  2019年11月26日(火)
広島開催  2019年11月27日(水)
高松開催  2019年12月2日(月)
大阪開催  2019年12月3日(火)
仙台開催  2019年12月17日(火)
札幌開催  2019年12月20日(金)
金沢開催  2020年1月28日(火)
名古屋開催 2020年1月29日(水)

 

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