大任町教育委員会様主催のオンラインセミナーで「Google for Education™ 活用研修」を実施しました

2023年7月21日・24日、福岡県大任町教育委員会様主催のオンラインセミナーにて、Google for Education 活用研修を実施しました。

大任町教育委員会様では、昨年度に引き続き2年連続で全3校の小・中学校様に向けての研修実施となります。
本記事では、授業活用にフォーカスした Google for Education の活用研修で実際にどのような内容が実施されているのか、参加された先生方や研修をご依頼いただいた教育委員会様のコメントもあわせてレポートでお届けいたします。

体験型のアクティブな研修で、
授業活用のイメージを膨らませる

「導入→意見交流→まとめ」の授業の流れをイメージした構成で研修を実施。それぞれの場面で活躍するアプリケーションの基本的な概念や操作はもちろん、Google フォームのアンケートに回答したり、Google スプレッドシート™ で同時編集を体感したり、さらにはAI機能を活用して Google スライド™ でまとめ資料を作成したりと、先生方にも実際に子ども目線で参加していただきながら、授業での活用イメージを膨らませていただきました

 

講師の東山は元小学校教員。現在はICT支援員やセミナー講師として、現場の先生方に寄り添いながら全国各地で活躍中。研修では、学校現場ですぐに活用できる Google の機能に加え、その機能を「どのような場面で、どのように活用すると、どのような学びの深まりや便利さが生まれるのか」という視点での具体的なイメージをご紹介しました。

例えば、Google スライドは学習のまとめとしての資料作成だけではなく、アイデア出しや意見交流の場面でも活躍します。1つのファイル内に人数分のスライドを用意して、子どもたちは自分に割り振られたスライドページを編集します。同時編集によりリアルタイムで友達の意見を確認できるので、友達の考えにヒントをもらいながら、自分の考えをさらに深める対話的な学びを実現できます。さらには、編集するスライドが一人ひとりに割り当てられていることで、誤って友達の意見を消してしまうといった混乱も起きづらくなり、スムーズに授業を進めることができます。

Google のアプリケーションの使い方に正解はありません。「この場面はこのアプリケーション」と決めつけてしまうのではなく、アプリケーションがもつ多彩な機能を様々な場面で柔軟に活用することで、さらに活用の幅を広げることができますね。

 

ヒアリングをもとに、
自治体様の実態にあわせ研修をカスタマイズ

研修実施前には、教育委員会様にICT活用の状況や研修のご要望をヒアリングさせていただきました。
Google Classroom の活用については、「ストリームページの活用に留まっている傾向がある」とのお話を伺ったため、研修内では Google Classroom での「課題作成、配布、回収、採点」など先生側の操作を一緒に実施しました。「基本の『き』」から実際に体験していただくことで、ICT活用に苦手意識がある先生方でも安心してご参加いただけるようにお伝えしています。

 

また、「ICTを活用した学びの記録をどのように蓄積していけば良いのか知りたい」というご要望も。これを受け、授業の流れの中で「取り組んだ学習の成果をどのように蓄積・共有するのか」を具体的な事例とともにお伝えしました。Google フォームや Google スプレッドシートなどのアプリケーション同士の連携による学びの蓄積の事例をはじめ、作成したファイルを共有することができる Google ドライブ™ の概念や効果的な使い方をご紹介。Google ドライブは、子どもたちの学習データの蓄積のみならず、先生方が作成した学習教材の共有にも便利であることなども確認しました。

 

参加された先生方の声

先生方から研修について多数の感想をいただきましたので、ご紹介します。
※ 参加後にご協力いただいたアンケートより抜粋

 

協働編集の良さをご体感いただいたことで、学習の中で Google のツールを活用することによって、子どもたち同士のコミュニケーションをさらに活発にし、考えを深め合う活動をイメージしてくださった先生が多くいらっしゃいました。

また、子どもたち同士の共有だけでなく、子ども×先生、先生×先生での共有により「意見の集計や可視化、資料の作成にかかる時間を短くする」といった校務での活用にまで広げてアイデアを考えられた先生もいらっしゃいました!

 

 

研修を受けたことによって、Google for Education などの「ICTツールに対する不安や抵抗が軽減された」とのお声を多くいただきました。特に今回は夏休み期間中の研修実施だったため「1学期はあまり使えなかったけれど、2学期から積極的に活用していきたい」など、前向きな感想も多数いただいています。普段からご活用いただいている先生方にも、さらに活用を進めるヒントを持ち帰っていただけたようです。

 

多忙な中、日々子どもたちに向き合いながら多くの業務に取り組まれている先生方。「ICTを活用したいけれど、自身が学ぶ時間がなかなか確保できない…」とお悩みの方も多くいらっしゃるかと思います。今回、教育委員会様に機会をいただき、Google for Education について体系的に操作や活用方法をお伝えできたこと、その中から「今後の活用で使えそうだ」と感じていただけたことを大変嬉しく思っています。

 

大任町教育委員会様より|先生方のさらなるスキルアップを目指して登壇を依頼

今回研修をご依頼いただいた、大任町教育委員会 教育課 宮本 康生 様 へ、講師の東山よりインタビューをさせていただきました。

研修をご依頼いただいた背景を教えてください!

Chromebook™ を導入したときに、Kickstart Program(*)を受講させていただきましたが、教員のさらなる技能向上のために研修をしたく Google 事務局に問い合わせたところ、パートナー企業であるストリートスマート様を紹介していただいたのが、初めて研修を依頼した際の経緯です。

 

(*)Chromebook を採用した全国の自治体・学校を対象に研修を無償で実施する Google 社のサービス

なぜ、2年連続でストリートスマートに研修をご依頼をいただいたのでしょうか?

「さらに教員のスキルを向上させたい」という思いがあったところ、前年度の研修が非常に勉強になったため、再度ストリートスマート様にお願いしようということになり、依頼しました。

研修を実施した前と後での違いはありましたか?

GIGAスクール構想が始まって3年目、操作・扱いにも慣れてきて「研修する必要があるのか?」という声もありました。しかし、いざ研修を受講すると新しい発見があり、日頃の実践に繋がる内容で非常に為になりました。

 

Google のツールは日々進化し、使い方も工夫次第で無限大です。先生方がさらに楽しみながら活用を広げ、そして深めていただけるよう今後もサポートできればと思います!

 

 

※ Google for Education、Google スプレッドシート、Google スライド、Google ドライブ、Chromebook は、Google LLC の商標です。

 

ICT教育推進やGIGAスクール運営支援センターに関するご相談はストリートスマートへ

株式会社ストリートスマートは、教育分野と働き方の変革分野の2つのスペシャライゼーション認定を持つ Google Cloud パートナー企業です。

自治体や教育現場の皆さまが効率的かつ負担なくICT教育を推進できるよう、学びのDXから先生方の働き方改革につながる校務DXまで、ご状況・ご要望に合わせた最適な支援をご提案いたします。GIGAスクール運営支援センターICT支援員各種研修、先生のための総合プラットフォーム「master study」など、ICTの導入から活用推進まで、さまざまなアプローチで皆さまに寄り添った支援を行っております。

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