Chromebook の特徴と学校教育での使用が推奨される理由

低コストで導入がしやすく、耐久性やセキュリティ面も充実

Chromebook とは、Google が提供する Chrome OS を搭載したノートブックパソコンです。Chrome OS はWindows10やMac OSのように、アプリケーションやデータをパソコンではなく、インターネット上(クラウド)に保存する仕組みになっています。
つまり、インターネットに接続してクラウドサービスを利用することを前提とした仕様になっていることが大きな特徴のひとつです。

 

Chrome OS はブラウザベースのOSという特徴があり、パソコン自体に大きな負荷をかけるものではありません。パソコン自体に高スペックを必要としない為、必然的にコスト面も抑えることができ多くの Chromebook は3万円前後の価格帯で購入することが可能です。
また一般的なパソコンよりも耐久性が高く作られている傾向にあり、さらにクラウドサービス前提だからこそ、高いセキュリティを保つことが出来ます。

 

Chromebook のメリットやデメリット

【低コスト・大量導入可能】

ICT化を行うにあたり「コスト」については軽視することは出来ません。端末一台あたりの費用はもちろんのこと、導入にあたって必要となる端末の管理や端末自体の設定などの授業以外でかかる時間や手間もコストとして計算する必要があります。
Chromebook は端末自体の費用も安価ですが、導入時のセットアップや導入後の運用管理など、大量の端末を全て一元で管理ができるため、大幅にコストを削減することが可能です。その為、1人1台の情報端末として多くの学校から選ばれています。

 

【起動が速い】

一般的なWindowsPCに比べ、Chromebook は驚くほど早く起動するようになっています。
授業中、生徒にパソコン画面を閉じるよう促しても、その後画面を開けばおおよそ10秒前後で起動される為、授業の進行を妨げることがありません。

 

【バッテリーの持ちがいい】

Chrome OS はブラウザで動く省エネOSです。その為、パソコンへの負荷も軽減されることから駆動時間も必然的に長くなります。
機種にもよりますが、ほとんどの機種は6〜8時間のバッテリー性能を持ちます。一般的なパソコンのように基本的に電源を取りながら使用する必要がない為、教室に限らず校外学習などに持ち出して使用することも容易です。

 

【各種 Google アプリとの連携が抜群】

Google が作成したOSだからこそ、Google Classroom などの Google 製アプリケーションとの連携はとてもスムーズに行うことができ、授業で使う際にもストレスがありません。

 

【高いセキュリティ】

まず一般的なウイルスの多くは、パソコンにインストールし感染させるものですが、Chromebook はそもそも「インストール」という概念がないため、感染することがありません。
クラウドサービスを利用する=セキュリティ面での懸念は多くの方が感じられることですが、現在ではデータをPCなどのローカル環境ではなく、クラウド上のストレージに保存するほうが高いセキュリティを行えると言われています。なぜなら、パソコンを紛失したり、盗難にあってもデータまでもが失われることがないからです。また、Chromebook の場合、データもGoogleドライブ上に保存し、自動的にウイルスチェックが行われます。

また生徒に使わせる場合などでも、使用できるアプリを制限したり、USBメモリの利用をできなくするなど、機能の制限をかけることもできます。

 

【自動的にアップデートを行い、最新の状態で使用可能】

WindowsやMacを使用する場合、定期的なアップデートも手動で行う必要があり、それを怠るとセキュリティ面では一定の不安を抱えるリスクがあります。
Chromebook であれば、常に最新のソフトウェアとセキュリティを更新してくれることも魅力のひとつです。また更新自体のスピードも早いため、授業中に急に更新となり使い物にならない…というようなことも、ほとんどありません。

 

【動作が重くなりにくい】

WindowsやMacのパソコンよりも、Chrome OS は仕様上シンプルに設計されていると言われています。その特徴として動作が軽く、長期間使用していても挙動が重くなりにくいといわれています。

 

【管理の手間がかからない】

通常のパソコンの場合、端末ひとつひとつに設定を施す必要がありますが、Chromebookの場合、オンライン上で遠隔から大量の Chromebook を一元管理することができます。また、ログインするアカウント毎に管理ポリシーを設定することができるため、ユーザーが Chromebook へログインするだけで、教師や生徒それぞれの環境へセットアップが完了します。

 

【Microsoft Office製品の使用ができない】

WindowsやMacではない為、Microsoft OfficeやSkypeなどのアプリは使用することが出来ません。ただし、Chromebook には同様の機能をもつ無料アプリが組み込まれています。ドキュメント・スプレッドシート・スライドは、リアルタイムに複数人と協力しながら編集でき、自動的に保存されるため、編集の途中でデータが消えてしまうことはありません。

 

【インターネットに繋がっていることが重要になる】

ブラウザベースのChrome OS は、やはりインターネットに繋がっていて最大限に効果を発揮できます。
その為、学校内で使用する場合はインターネット環境(無線LANなど)があることが望ましいです。最近では、LTE通信モジュール搭載の Chromebook も販売されています。

 

2020年の教育改革に向けて、導入機関が増えています

日本でもインターネット環境が充実してきている背景もあり、都心部に限らず導入される学校や教育機関が増えています。
現状でも、多くの負担を担っている先生方の業務を軽減する可能性も期待されており、またエコロジー面でも多くの紙を消費してしまう現状を変えることも期待されています。

 

欧米や北欧などでは導入がより進んでおり、様々な授業での活用されています。そして、導入についても、紙などの使用がまったくなくなるのではなく、Chromebook を使うほうがよい場面や授業で使用して、従来の紙や対話が必要な授業や場面では引き続き従来の授業を行うなど、場面に応じて臨機応変に導入をしているのが現状です。

 

政府が打ち出している2020年の教育改革に向けて、先生方の働き方にも徐々に変化が訪れていくと想像されます。
その中で、Chromebook を導入することは、選択肢のひとつとして「武器」になると期待をされている施策のひとつです。

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