【GIGAスクール構想】神奈川県立川崎北高等学校様・光陵高等学校様と「Google for Education™ BYADによる1人1台環境に向けた運用実証研究」を行います

この度、株式会社ストリートスマートは、神奈川県立高等学校2校(川崎北高等学校様・光陵高等学校様)と『BYAD*による1人1台環境に向けた Google for Education 運用実証研究』をさせていただくことになりました。
「GIGAスクール構想」による神奈川県立高等学校全校での1人1台環境構築を見据え、実証研究モデル校2校に Chromebook™ を1学年分導入し、MDM*を活用したエンロールメントから1人​1​台稼働時の端末管理まで、県域での1人​1​台の展開を想定した大規模環境(生徒約13万名・教職員約1万名)でも耐えうる運用スキームを構築することを目的としています。

*BYAD)自治体や学校が推奨する指定端末を個人購入すること(Bring Your Assigned Device)
*MDM)Mobile Device Managementの略。端末のシステム設定などを統合的かつ効率的に管理する方法

 

 

高等学校での「GIGAスクール構想」の現状とは?

文部科学省が2019年12月に発表した「GIGAスクール構想」での1人1台端末の配備は、全国の公立小中学校では導入率が約96%(2021年7月末時点)※1 とほぼ完了し、利活用フェーズに移行しています。高等学校では、2021年度中の導入、2022年度から利活用フェーズとなる学校もあり※2 、今がまさに来期からどのように端末を活用していくかの計画をたてる時期となっています。

※1 引用: 端末利活用状況等の実態調査(令和3年7月末時点)
※2 引用: 公立高校における端末の整備状況(見込み)について(都道府県別)(令和3年8月時点)

 

 

神奈川県は実証研究モデル校2校を筆頭に、全校導入を検討

高等学校での端末導入は、自治体単位で行う小中学校とは違い、自治体及び学校単位のどちらで実施するかはその都道府県に任されています。神奈川県では、県全体で取りまとめて県立高等学校全校への導入を検討しており、神奈川県立川崎北高等学校様と光陵高等学校様を実証研究モデル校にして、全校導入に先駆けた運用実証研究を弊社支援の元で行う運びとなりました。

実証研究では Chromebook を1学年分ずつ導入し、初期設定から利活用における運用課題を把握します。その後、実証研究の結果を基に、県下全体導入のための各種資料の準備と展開を行う予定です。

 

検証するソリューション

Google の Chrome OS™ を搭載したノートパソコン。
数秒で起動し、落下などにも強く、タブレットとしての使用も可能。
常に最新版のセキュリティに自動で更新される安全性と、データを端末に保存せず、暗号化されたクラウドに保存するため、ユーザーとデータを保護してくれる。低価格で、スペックに依存しないため、学習環境に優れたパソコンで、国内外の1人1台OSシェアでもNo.1 。

 

1つの端末から同じドメインのすべての Chromebook を設定できる、シンプルなクラウド型管理コンソール。何百台、何千台の Chromebook も、管理担当者が簡単に管理でき、故障や紛失時のトラブルシュートも遠隔で実施可能なため、運用コストを大幅にカットできる。

 

世界中で1億人以上が利用している Google Classroom をはじめ、Google フォーム・Google ドキュメント™ など、協働学習に最適かつ直感的な操作が特徴のツール。クラウドベースのため、設定や管理がしやすく拡張も容易にできる。

 

運用実証研究スケジュール

  • 期間:2021年10月〜11月末(2ヶ月間)
  • 目的:神奈川県立高等学校全校(生徒14万名・教職員1万名)という大規模環境でも耐えうるテナント運用スキームを構築するための論点の洗い出し
  • 内容
    1、各校へのヒアリングや訪問を通じての現場の運用課題の把握
    ・各校推進担当者とのやり取りをメインに、利活用も促進するために訪問等も実施し、学校や保護者に向けて発信すべき事項の洗い出しを行う
    2、アカウント管理+MDM管理環境の構築と管理上の運用課題の把握
    ・県下全体に展開しても耐えうる設計を検討

 

神奈川県立川崎北高等学校 柴田功校長より

「9年間教員として勤めた川崎北高校に、昨年度、17年ぶりに校長として着任しました。いきなりオンライン学習を軌道に乗せるところから始まりましたが、教職員全体で一致団結し、その取組は全国から注目されるようになりました。その一方で、小・中学校GIGAスクール環境の整備は予想以上に速く進み、一人一台端末で学習してきた中学生は、早くも来年度、高校に入学してきます。今、何を準備したらよいのか戸惑っている中、一人一台端末の実証研究の機会をいただいたことは大変有難く感じています。本研究を通して生徒たちの成長を目の当たりにできることがとても楽しみであり、研究成果が多くの高校の参考になるように頑張って行きたいと思っています。是非、ご期待ください。」

 

神奈川県立光陵高等学校 小島淳子校長より

「光陵高校のめざす生徒像は、次代を担う「心やさしき社会のリーダー」です。そのために、教科横断的な探究活動にも取り組んでいます。次世代を生きる生徒たちにICTリテラシーは必要不可欠です。さらに、社会にある課題を見出し、それを広く多様な人々と協働しつつ深く探究していくために、またその成果を社会に還元していくためにもICTスキルは重要な役割を果たしていくと考えています。そのために、一人一台端末の導入を視野に入れた実証研究の機会を得たことは、本校にとって大変ありがたいことと考えています。現実的な課題を検証しつつ、生徒たちの成長に貢献できるよう取り組んでまいりたいと思います。」

2校のモデル校では、既に対象学年への端末配布が完了し、早速様々な授業での利活用が始まっています。「未来を生きる子どもたちの成長のために」という神奈川県教育委員会様とモデル校の先生方の熱い思いと共に、神奈川県立高等学校全校の新しい教育ICT環境の実現に向けてサポートをしてまいります。

Education通信では、実証研究後のレポートも配信する予定です。これから端末導入を予定している全国の高等学校様にとって、研究後レポートが少しでもお役立ていただけましたら幸いです。

 

※Google for Education、Chromebook、Chrome OS 及び Google ドキュメントは、Google LLC の商標です。

 

 

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ICT教育推進やGIGAスクール構想に関するご相談はストリートスマートへ

株式会社ストリートスマートは、2017年に Google 認定の Google for Education Professional Development Partner(専門的能力開発パートナー企業:「PDパートナー」)に認定されました。そして、これまでの教育機関への総合的なICT導入支援実績が認められ、2020年に国内で初めて Transformation (変革)分野のSpecialization取得パートナーとして Google より認定されました。

自治体や教育現場の皆さまが効率的かつ負担なくGIGAスクール構想やICT教育を推進できるよう、学校常駐型のICT総合支援員各種研修など、ICTの導入から活用推進まで、さまざまなアプローチで皆さまに寄り添った支援を行っております。

お困りごとやお力になれることがございましたら、お気軽に弊社『Education事業部お問い合わせ窓口』へお問い合わせください。

 

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