神奈川県北地区の教頭会にて、Google for Education の活用研修を行いました

11月、神奈川県北地区の教頭会にて、Google for Education の活用研修が行われ、ストリートスマート より講師の菊池が登壇させていただきました。本記事では、菊池が実施したトレーニングの様子をお届けします。

神奈川では、県立の高等学校へ Google for Education が導入されています。今回のセミナーはハンズオン体験とし、先生方に実際にパソコンを触っていただきながら Google for Education の機能や授業づくりへのアイディアをご説明しました。


(先生1人につき、1台の端末を用意)

 

オリンピックに関するクイズで、フォームを体験。

はじめに G Suite for Education のフォームという機能を体験いただくため、フォーム上でオリンピックに関するクイズに答えていただきました。フォームは先生方に大変人気の機能で、授業の初めにアンケートを取り、その授業のテーマへの興味関心度合いを測ったり、学習テーマについての関連クイズを出し、学びへの動機づけを行ったりすることに役立つツールです。
また、小テストに活用する先生も多く、テスト終了後その場で自己採点ができたり、平均点や正誤の傾向を即時に把握できるなどのメリットがあります。端末上で行うため、テスト用紙の印刷や保管の手間が省けるなど、校務の負荷軽減に対する効果もあります。


(フォームの画面例)

フォームの機能を体験していただいた後は、自らフォーム上で設問を作成していただく時間を設けました。どの先生も熱心にフォームを制作されており、講師にも沢山質問をされている姿が印象的でした。「ぜひ授業で活用したい」という声を多くいただきました。

 

神奈川県の魅力を、受講者全員でスプレッドシートに記入。同時編集を体験。


(ストリートスマート の講師 菊池)

続けて、スプレッドシートの説明に移りました。スプレッドシートでは、データの入力はもちろん、色分けされた表や数式、ピポットテーブルに至るまで、一般的なシートの作業すべてを行うことができます。今回は神奈川県での開催ということで「神奈川県の魅力」を、受講者全員に、一枚のスプレッドシートに入力いただきました。

全員が同一のスプレッドシートへアクセスし、同時に入力を行うという、同時編集の機能を体感いただきました。
最も多く記入された先生は、なんと1人で何十個も魅力を書き出していました。入力している最中に、他人の回答がシートに即時反映されるため、その内容を見ながらさらに考えを深め、新しいアイデアを出すという、同時編集ならではのよい活用方法が見られました。

 

データの保管庫である、Googleドライブ。

続けて、ドライブに関する説明を行いました。ドライブはドキュメントなどの資料データだけでなく写真や動画、音楽などさまざまなデータを保管できる機能です。保管したデータは、簡単に人へ共有できるため、イベントの写真をドライブで保護者へ共有したり、制作した資料を生徒に渡したりという活用が進んでいます。
通常企業向けには 有料で提供している本機能ですが、教育機関に対しては無償で公開されており、どれだけの容量であっても無料のため、使うに越したことはありません。


(ドライブにて、運動会の写真を保管している例)

 

スライドの制作にあたり、便利な「データ探索」機能を体験。

次に、先ほどスプレッドシートに書き出した神奈川県の魅力を一つに絞り、スライドを作成するというワークを実施しました。スライドを作る上で「画像を1枚挿入すること」「デザインにこだわること」をルールに定めました。

画像やデザインと聞くと時間がかかったり難易度が高いように感じられますが、「データ探索」という機能を使えば、すぐに著作権フリーの画像を見つけることができますし、その上、入力した文字や画像に合わせて最適なデザインを数パターン提案してくれます。この機能をご紹介すると、多くの先生が驚き、好意的なリアクションをされていました。


(スライドの画面例)

 

Google が提供する音声入力機能を披露。

最後に Google の音声入力機能を使い、講師の菊池が話したことがリアルタイムでドキュメントに反映される様子をご覧いただきました。Google が提供する音声入力は、非常に性能が優れており、この機能を用いて、授業の議事録を取ったり、聴覚障害のある生徒に対して、声を可視化してコミュニケーションを行うなどの活用が進んでいます。
研修内で音声入力が実施されると「誤表記が多いのでは」と考えていた先生も、その精度の高さに驚き、「ぜひ活用したい」と仰っていました。

 

授業の最後には、フォームを活用し、本研修へのアンケートを実施しました。参加した先生方より、沢山好意的な感想をいただきました。

実際のアンケートの声(一部):
「授業改革になると思います。」
「手を上げて意見が言えない生徒の声を取り上げることができることで、評価に漏れがなくなるのが助かります。」
「このような機会が全校全教員にあるとよいと思います。ありがとうございました。」

 

ストリートスマートは自治体や教育機関から依頼をいただき、このような研修・セミナーを全国で数多く行っています。Googleと共催しているセミナーも多く、無料で参加いただけるものもございますので、是非ご参加下さい。

 

今後のセミナー情報はこちら
https://master-education.jp/seminar/


(会場となった神奈川県立霧が丘高等学校の校舎)

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