【セミナーレポート:第一弾 前編】教育現場の大革命!効率的な学習と円滑なコミュニケーションが実現する G Suite の魅力とは

毎回小テストを紙ベースで作成したり、採点や成績の管理に時間を取られたりすることがネックとなっている先生は少なくないはず。そんな忙しい先生方に向けて、教育現場が劇的に変化するツールをご紹介します。それが、全世界ですでに7,000万人以上のユーザーが利用している G Suite for Education です。

今回は、 Google オフィスで開催された G Suite のハンズオン形式セミナーをピックアップ。実際に Google のノート型パソコン Chromebook を使って G Suite を体験した参加者の感想も交えながら、2回にわけて G Suite for Education の魅力をお伝えします。

忙しい先生たちをサポートする「 G Suite 」とは

G Suite とは、 Google が提供するグループウェアサービス。その中でも、先生や生徒、教育関係者向けに提供されているツールが、 G Suite for Education です。

主な特徴として、以下の点が挙げられます。

  • 離れた場所にいる相手とも、リアルタイムで情報のやりとりが可能
  • WordやExcel、PowerPointなど各ドキュメントを開く必要がなく、ドライブ上ですべて完結
  • Gmail や Google カレンダー など、各種サービスが G Suite 内にて連携している
  • PCに詳しくない人でも直感的に操作できる
  • 企業法人向けは有料だが、学校法人向けは無償提供されている
  • 自動アップデートにより常に最新の状態が保持できる
  • 容量無制限、バックアップ不要(自動でバックアップされる為)
  • 24時間365日対応のサポート
  • 最高レベルのセキュリティ設定が追加料金なしで利用可能

今回企画したセミナーの対象者は、学校の先生方。小学校から大学まで多岐にわたる教育者の方々が多数参加されました。

先生・生徒に win-win な効果をもたらす G Suite

具体的には、教育現場でどのように活用できるのでしょうか。セミナー参加者から驚きの声が挙がった G Suite 使用例をいくつかご紹介します。

課題、小テストの作成・出題・提出・採点がラクラク

G Suite 内の「フォーム」というツールを使うと、これまで紙ベースで作成していた課題や小テストを簡単に作成することができます。

選択式か記述式かなどの回答形式はもちろん、画像や動画を取り込んだ出題問題もワンアクションで設定・作成が可能。事前に解答と点数配分を入力しておけば、自動で採点もしてくれます。(詳しい作成方法は「後編」にて)

作成したテストは、「 Classroom 」というツールを使うことで、指定した生徒とオンライン上で共有できます。課題の提出や再配布など一連の作業は Classroom 上でやり取りできるので、ペーパーレス。各課題には提出期日が設定でき、締切日がメールで通知されると同時に Google カレンダー にも表示されるので、課題プリントの紛失や提出忘れを防ぐなど、生徒側にも大きなメリットがあります。

図形描画も簡単!初心者でも数分でオリジナルはんこが完成

「図形描画サービス」を使えば、図解や表、イラストなどが誰でも簡単に作成できます。作った図形は画像として保存できるので、テストの問題文などに活用できる点も魅力です。

今回のセミナーでは、Google 図形描画 を使って先生方にオリジナルのはんこを作成してもらいました。手軽に作れる上に課題を返却する際のサインとしても利用できるので、大変好評でした。

また、算数や数学などの図解説明を板書ではなく描画上で伝えることができ、生徒側も自由に説明を図式化できるので、より深い授業内容の理解へとつながります。

複数人で同時編集してクオリティの高いスライド作りを

複数人でドキュメントやスプレッドシート、スライドを同時編集することが可能です。
議事録を複数人で作成したり、協力し合って資料の作成が同時に行えます。
また各個人で色分けされており、編集履歴がわかるようになっているため、誰がどのような作業をしたかが一目瞭然。コメント機能を使ってフィードバックを残すこともできます。よりクオリティの高いものを、複数人で効率よく作成できるツールです。

他にもこんな場面にピッタリ! G Suite 活用アイデア

今回のセミナーで G Suite の機能を体験した参加者からは、さまざまな G Suite の活用アイデアが寄せられました。その一部をご紹介します。

  • 副担任や特別指導講師など、担任以外を Classroom に招待できるので、教師間での情報共有が円滑になる
  • 海外ともリアルタイムで会話ができるので、外国語の授業に活かせる
  • 同時編集が可能で、誰がどの部分を作成・修正したかがすべて記録されるので、グループ活動の評価がしやすい
  • テストの作成や採点などが通勤電車の中などでも作業できるので、作業効率が大幅に上がり、教師の働き方が大きく変わると期待できる

また、すでに G Suite を導入している学校の先生からは、次のような効果が報告されました。

  • 学校行事前のリマインドメールなども気軽に行えるので、持ち物の確認ができ、忘れ物が格段に減った
  • 従来の直接的なやり取りに Classroom が加わることで、コミュニケーション量が格段にアップした
  • G Suite 上に保存された情報は、削除しない限り半永久的に残るので、生徒一個人の生涯学習の蓄積ができる

G Suite はこれからの教育現場に欠かせない存在に

これまで膨大な時間と労力をかけていた作業が、 G Suite の各機能を使うことで大幅に時間短縮でき、生徒の指導という本来の仕事に専念できそうです。さらに、リアルタイムでやりとりができるので、生徒とのコミュニケーションはより濃密に。生徒自身の学習意欲も引き出せることでしょう。まさに、 G Suite はこれからの教育現場に欠かせないツールといえるのではないでしょうか。

後編では、セミナーにて実際に小テストを作成した様子をレポートします。

Chromebook や Google Workspace for Education に
関するご相談はお気軽に

お問い合わせ

この記事を読んだ方にオススメの記事