【官民連携事業】授業視察&ICT推進担当者へワークショップを開催|埼玉県立総合教育センター「次世代の学び創造プロジェクト」
2020年9月より、埼玉県立総合教育センター様と株式会社ストリートスマートが協働して進めてきた『次世代の学び創造プロジェクト(通称まなプロ)』は、2021年3月「ICT活用レシピ集」の完成後も官民連携を継続してまいりました。
今回は、2021年7月に実施した授業視察及びICT推進担当者へのワークショップの様子をレポートいたします。
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『次世代の学び創造プロジェクト』とは?
“未来を担う子供たちのために何ができるか。
教育は、もはや学校の常識だけでは成り立ちません。”
まなプロ公式ページより引用
教育センターでは全国初の取り組みである『次世代の学び創造プロジェクト』通称“まなプロ”。教育のプロフェッショナルである総合教育センターと、多方面のプロフェッショナルである企業やNPO等が協力し、学校教育の課題解決に向けた研究・開発を行い「新たな学び」を創造していくプロジェクトです。
小学校5年生理科。Google for Education™ を活用した授業を視察
2021年7月、埼玉県春日部市立立野小学校5年生の理科にて、Google for Education を活用した授業の視察をさせていただきました。
- 単元名:台風の接近
- 目標:台風の被害について調べた資料を、Google Workspace for Education でまとめる活動を通して、さまざまな被害を知る
- 使用アプリ:Google Classroom、Google フォーム、Google ドライブ™、Google Jamboard™
まずは授業の導入として、Google フォームで既習事項の知識を確認するための小テストを実施。グラフ化された回答結果を全員で確認した後はいよいよ台風についてまとめていきます。
▲Google フォームの小テストに回答している様子
▲回答結果を大画面に映し出し共有している様子
事前に授業の下準備として、Google Classroom のストリームに投稿されたサイトに子どもたちがアクセスし、台風に関してそれぞれが調べた内容を紙のワークシートにまとめていました。
授業では、ワークシートと先生から Google ドライブで共有された画像をもとに、Google Jamboard に台風被害の画像を貼ったり、付箋機能で災害状況を端的な言葉で書き出したりしてまとめていきました。
▲Jamboard でまとめている様子
▲Jamboard を大画面に映し出している様子
今回授業を視察させていただき、「紙のワークシートと Jamboard」「写真の黒板掲示とドライブでの画像共有」など、アナログとデジタル、それぞれの良さをうまく組み合わせて授業を展開されている様子は、これからの授業の新しい形を見せていただいたように思います。
また、複数のアプリ操作が必要な授業でしたが、子どもたちが集中しながら一生懸命課題に取り組んでいた様子がとても印象的でした。
放課後は校内研修を実施
放課後は、先生方に向けた校内研修を実施。学校内の利活用を促進するために、主に Classroom とフォームに焦点を当てた研修を行いました。
また今回の視察を経て、子どもたちのタイピング能力の差を埋める策として、モジュールでの実施例の紹介や、教員間での活用状況の差を埋める策として、校内研修の実施やスモールステップでの活用をお伝えしました。
研修中は、和気あいあいとした雰囲気で楽しみながら前向きに操作していただき、管理職の先生方からも「もっと活用を推進したい!」という熱量を感じました。
45分間という短い研修でしたが、「継続的に研修を受けたい」「他の学校にも受けてほしい」といったありがたいお言葉をいただきました。
埼玉県内ICT推進担当者への「ICT活用ワークショップ」を実施
2021年7月14日から16日の3日間、埼玉県立総合教育センターにて埼玉県内公立小中特別支援学校等のICT推進リーダーを集め『令和3年度公立小中学校等ICT活用ワークショップ』を実施しました。
今回のワークショップは、GIGAスクール構想による導入端末に Chromebook™ を選ばれていない自治体様にも Google Workspace for Education を知っていただき、基本操作はもちろんのこと、今後「ICT活用レシピ集」を活用していただくことを目的として開催しました。
教育機関向けの Google Workspace for Education は、無償で使用できるだけでなく、ICT活用レシピ集との相性も良いため、Chromebook 以外の端末を導入された自治体様にもアカウントの取得をお勧めいたしました。
ICT活用レシピ集に関しては、まだ使っていない、使い方がわからない、という先生もいらっしゃいましたが、今回のワークショップを通して「授業で活用してみたい」「他の教員にも伝えたい」というお言葉を多数いただきました。
▲研修後アンケート
ICT活用レシピ集は、誰でもダウンロードして印刷可能です。ICTに苦手を感じている先生には紙媒体の方が伝わることもあるかと思いますので、今後も工夫しながら広めていく予定です。
▼こちらよりダウンロードしていただけます
「GIGAスクール構想」時代のICT活用ガイド『ICT活用レシピ集』
弊社まなプロ担当菊池より
「まだまだ Google Workspace for Education やICT活用レシピ集の存在をご存じでない先生もいらっしゃるため、埼玉県の先生方はもちろんのこと、全国の先生方にもICT活用レシピを知っていただけるように取り組んでまいります。
また今後は、実際の授業で活用している様子の見学や使用感をインタビューしたり、弊社で作成した教材テンプレートを使用していただく機会を設けたりする予定です。
引き続き埼玉県立総合教育センター様と連携し、ICT教育を推進してまいります。」
※Google for Education 、Chromebook、Google ドライブ及び Google Jamboard は Google LLC の商標です。
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ICT教育推進やGIGAスクール構想に関するご相談はストリートスマートへ
株式会社ストリートスマートは、2017年にGoogle 認定の Google for Education Professional Development Partner(専門的能力開発パートナー企業:「PDパートナー」)に認定されました。そして、これまでの教育機関への総合的なICT導入支援実績が認められ、2020年に国内で初めて Transformation (変革)分野のSpecialization取得パートナーとして Google より認定されました。
自治体や教育現場の皆さまが効率的かつ負担なくGIGAスクール構想やICT教育を推進できるよう、学校常駐型のICT総合支援員や各種研修など、ICTの導入から活用推進まで、さまざまなアプローチで皆さまに寄り添った支援を行っております。
お困りごとやお力になれることがございましたら、お気軽に弊社『Education事業部お問い合わせ窓口』へお問い合わせください。
〈Education事業部 お問い合わせ窓口〉
メールアドレス:info-edu@street-smart.co.jp
お問い合わせフォーム:https://master-education.jp/contact/
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<MASTER EDUCATION>
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