【ICT総合支援員 / 派遣事例】長野県上伊那郡中川村にICT総合支援員を派遣いたしました

2020年11月から2021年1月の3か月間、株式会社ストリートスマート(以下「弊社」)では、長野県上伊那郡中川村の小中学校 全3校へICT総合支援員を派遣いたしました。
本記事は、3か月間の支援レポートをお届けいたします。

 

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長野県上伊那郡中川村について

 

長野県の南部 伊那谷のほぼ中央で上伊那郡の最南に位置し、人口4,816名(2021年3月1日現在)の、自然豊かな中川村。GIGAスクール構想による1人1台端末の準備を進め、2021年4月には配備が完了する予定です。

また、中川村では小学校入学時にランドセルを村からプレゼントされており、今後は Chromebook もプレゼントできるように計画中。

都心部との学習環境の差が生まれないよう、精力的に動かれています。

 

ICT総合支援員とは?各校の状況に合わせた利活用促進を支援

2020年度から全国の小学校で正式に新学習指導要領が実施され、21年度は中学校、22年度には高校へと続いていく中、新型コロナウイルス感染症の流行で「GIGAスクール構想」が前倒しされました。

それにより、学校現場では1人1台端末及びICT環境の整備と活用が急務となっています。
弊社は、専門的な知識を持つICT総合支援員による学校への常駐訪問及びオンラインサポートで、ICTの利活用を促進しています。

 

▲ICTと先生を繋ぐICT総合支援員

 

長野県中川村の小中学校 全3校へ2か月間の訪問支援と1か月のオンライン支援、4月からも継続支援へ

今回、長野県中川村にある「中川東小学校」「中川西小学校」「中川中学校」の3校を支援いたしました。

準備段階では各校の Chromebook と Google Workspace for Education(旧 G Suite for Education)の運用状況や課題のヒアリングを行い、各校に合わせた常駐計画を策定。
その後、学習支援サイト「Master Learning」や24時間受付可能な「ヘルプデスク」などのサポート環境を整備し、2020年11月から常駐支援を開始いたしました。

 

実施目的
a.長野県中川村立全3校の Chromebook や Google Workspace の運用状況を把握
b.先生方の Chromebook や Google Workspace に関する知識の効率的な習得
c.先生方の Chromebook や Google Workspace の活用に対する精神的ハードルの軽減
d.授業や校務における Chromebook や Google Workspace の活用を促進

 

 

1限目から放課後まで終日滞在し、学年に合わせた支援を実施

2020年11〜12月の2か月間、隔週で各校計4回の常駐支援を実施いたしました。

全訪問時にPCR検査の陰性証明を各学校へ提出するなど、コロナ対策を十分に行い常駐支援いたしました。

小学校の2校では、1時間目から6時間目までの毎時間各教室へ行き学年に合わせたサポートを実施。

放課後は先生方に向けた研修を開催しました。中学校では、先生方の個別相談をメインに支援いたしました。

 

実施内容
a.全3校の運用状況の把握・支援内容の検討
b.先生方への Chromebook 及び Google Workspace の活用研修
c. Chromebook 及び Google Workspace の活用サポート
d.質疑応答及び相談受付

 

◆中川東小学校

 

学年によっては Chromebook を初めて触るということで、初回訪問時は Chromebook の電源のON/OFFから Google Classroom への参加、各アプリケーションの基本的な操作をサポート。

放課後は先生方への全体研修として、Google Classroom のクラスの作り方や課題の出し方など、基礎部分の研修を実施いたしました。

 

 

▲3年生 / 楽しみながら Chromebook に慣れてもらうため自由に絵を描く授業

 

2回目以降は、低学年生は Chromebook の操作を楽しく体験し慣れてもらうことを徹底。

高学年生は Google Workspace for Education ならではの「共同編集」を体験してもらい、6年生では実際に Google ドキュメントを使って児童総会の議案書を作成するなど、授業でのICT活用をサポートいたしました。

先生方へは、各アプリケーションの共同編集を体験していただき、授業での活用イメージを広げていただきました。

 

▲4年生 / Google スプレッドシートの共同編集

 

▲6年生 / Google ドキュメントで議案書を作成する授業

 

◆中川西小学校

 

中川西小学校では Jamboard を活用したいというご要望をいただいたため、初回は各学年に Jamboard の操作方法をお伝えしていきました。

 

▲1年生 / Jamboard に慣れてもらうための授業

 

 

2回目以降は、その他のアプリケーションにも範囲を広げ、最終的には Jamboard を使ったディスカッションや、先生が作成した Google ドキュメントの教材を使用した授業を展開。

先生方への研修では、Google for Education の基礎以外に、Jamboard やドキュメントでの教材作りの研修なども実施いたしました。

 

▲5年生 / Google フォームで個人の感想を入力する授業

 

▲5年生 / Jamboard を使ったディスカッション(メディアについて)

 

▲1年生 / Google フォームを活用した授業

 

◆中川中学校

 

中川中学校では、先生方の個別相談をメインに実施。「Ω(オーム)の理解を深めるために図を書くのに便利なものはないか」といった各授業における具体的なご相談や、「生徒会の集計やスケジュール管理」といった校務の効率化に関するご相談など、多岐にわたりご相談をいただきました。

 

 

▲2年生美術 / 京都奈良の寺社仏閣で気になるものを調べ、修学旅行で見学後作品を作成する授業

 

ICT総合支援員の効果(アンケート一部抜粋)

支援後のアンケートでは、
「支援のおかげでICTに抵抗がある職員の気持ちに変化が出てきた」
「先生方の意欲が高まった」
「新しいものが入ってくるときには、いろいろなトラブルや不安があるので支援員の方にいてもらえると心強い」
などありがたいお言葉を頂き、2021年4月からも継続して支援させていただく運びとなりました。

「ICT総合支援員のスキル」に対する満足度は、全ての方に『とても満足している』『満足している』とご回答いただきました。

 

 

「ICTツールへの不安や抵抗」に関しても、『大きく軽減された』『軽減された』が100%となっています。
4月以降も引き続き尽力いたします。

 

 

2021年4月からの継続支援に向けた、課題と今後の展開

4月に児童生徒全員へ端末が配布され、本格的にICTを活用していくにあたり、今後の課題と支援展開を以下と考えます。

1:情報担当の先生方への行動指針提示の必要性

今回の支援で Chromebook や Google Workspace for Education の便利さをご理解いただくも、実際の活用に個人差がある状況です。

全ての先生が活用するためには、情報担当の先生方に今後の行動指針を提示することが重要だと考えます。

そこで、「課題の洗い出し」から「長期・中期・短期目標の策定」と、「目標達成に必要なアクション」を作り上げ提示させていただく予定です。

 

2:児童生徒1人1台導入に向けたルールの周知や情報共有の徹底

教育委員会・役場・各学校をワンチームとし、1人1台導入におけるルールを策定・遵守し、情報をしっかり共有させていく必要があります。

Google ドライブでの半自動的な情報共有などを定番とし、「連絡がこないと情報が手に入らない」といった受動的な形式から脱却していく予定です。

 

都市部との格差を生まず、子どもたちの教育へ還元するために

中川村は、教育委員会・役場・各学校の距離感が近く様々な連携が非常にスムーズなだけでなく、皆さまそれぞれが「子どもたちのためにICTが必要」と認識されています。

ICT総合支援員を継続的に派遣させていただくことで、弊社が力になれることは最大限尽力し、都市部との推進格差を生まず、“全員がICTを活用している状態”を実現して参ります。

 

 

▼「ICT総合支援員」に関するその他の記事は下記よりご覧いただけます
https://master-education.jp/column/column_tag/ict支援員/

 

ICT教育推進やGIGAスクール構想に関するご相談はストリートスマートへ

株式会社ストリートスマートは、2017年にGoogle 認定の Google for Education Professional Development Partner(専門的能力開発パートナー企業:「PDパートナー」)に認定されました。そして、これまでの教育機関への総合的なICT導入支援実績が認められ、2020年に国内で初めて Transformation (変革)分野のSpecialization取得パートナーとして Google より認定されました。

自治体や教育現場の皆さまが効率的かつ負担なくGIGAスクール構想やICT教育を推進できるよう、学校常駐型のICT総合支援員各種研修など、ICTの導入から活用推進まで、さまざまなアプローチで皆さまに寄り添った支援を行っております。

お困りごとやお力になれることがございましたら、お気軽に弊社『Education事業部お問い合わせ窓口』へお問い合わせください。

 

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