【ICT総合支援員 / 派遣事例】東京都伊豆諸島6島(利島・新島・式根島・神津島・御蔵島・八丈島)

株式会社ストリートスマート(以下、弊社)では、2021年1月から3月にかけて、東京都伊豆諸島の6島(利島、新島、式根島、神津島、御蔵島、八丈島)の小中学校 全16校へ、ICT総合支援員を派遣いたしました。
本記事は、各島での支援レポートをお届けいたします。

ICT総合支援員とは?各校の状況に合わせたICT利活用促進を支援

2020年度から全国の小学校で新学習指導要領が実施され、21年度は中学校、22年度には高校へと続いていく中、「GIGAスクール構想」の前倒しにより1人1台端末及びICT環境の整備と活用が急務となっています。
弊社のICT総合支援員とは、常駐訪問及びオンラインサポートを通して授業や校務における Google for Education の利活用を促進しています。学校の活用状況の把握からロードマップの設計、研修や授業帯同など、その支援は多岐にわたります。

▲ICTと先生を繋ぐICT総合支援員

 

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2021年1月~3月、東京都伊豆諸島6島への支援を実施。GIGAスクール構想やICTの推進状況は?

東京都の南方に位置する島嶼部である伊豆諸島。今回、ICT総合支援員として伊豆諸島の6島(利島、新島、式根島、神津島、御蔵島、八丈島)の小中学校 全16校を支援いたしました。島や学校によって、Chromebook 導入前や端末配布後の活用段階など状況が異なったため、状況に応じた支援を実施いたしました。

利島村|4月以降に Chromebook 配布予定、ロードマップを設計

東京から南へ約140kmに位置し、島全体が椿林に覆われた日本一の椿油の生産地。都内でいちばん小さい面積をもつ、人口310名(2021年1月1日現在)の島。

利島村教育委員会様は、ネットワークの整備が完了し、しっかりと準備が整う2021年4月以降に児童生徒の皆様へ Chromebook を配布されるとのことで、先生方の準備時期として支援いたしました。

Chromebook の導入時は、いかにトラブルや混乱がないよう進められるかが重要です。向こう1年間を見越したロードマップの設計から、Chromebook を配布するタイミングや研修、ICTの段階的な進め方など、ロードマップに沿ったスケジュールの打ち合わせを実施しました。

▲Google for Education 習得のため、Google 主催の研修を受講されている様子

 

▲左:利島小学校1年生 / 右:2年生
既にICTを活用した授業を積極的に実施

 

「1人1台環境への移行は重要な局面である」と学校全体で認識されています。教科や学年、立場関係なく、先生方全員の基礎的なスキルの育成がポイントであり、忙しい先生方が効率よく使い方や事例を学べる環境構築が重要です。引き続き子どもたちの学びへ還元できるよう全面的に支援してまいります。

新島村|Chromebook 導入期、配布実施と全体研修を中心に支援

東京から南へ約150kmに位置し、世界的にも珍しい白く柔らかな「コーガ石」でできた新島と、周囲12kmほどの小さな式根島からなる、人口2,570名(2021年4月1日現在)の新島村。

新島村教育委員会様は、Chromebook 導入のタイミングだったため、導入をスムーズに行い、トラブルで先生方のご負担が増えないよう支援いたしました。

新島小学校と式根島小学校では、子どもたちへ Chromebook を配るところからスタート。子どもたちに Chromebook を“自分の物”と認識し大切に使ってもらうために、あえて箱の状態で一人ずつ手渡しし、子どもたち自身で開封することをご提案いたしました。

「子どもたちに大事に使って欲しい」というのは学校側の願いです。弊社のICT支援では、一番重要な導入時にメッセージ性を持たせるようにしています。

箱の状態で渡すには、初期作業をした Chromebook を再び箱の中に戻すひと手間はありますが、「大事に使いましょう」と言葉だけで伝えるのではなく、子どもたちが「大事にしたい」と体感してもらうのに非常に効果的です。開封後は Chromebook に触れる機会を十二分にとれるようサポートいたしました。

▲新島小学校|Chromebook の配布
箱の状態から開封してもらうことで“自分の物”という認識が強まり、目を輝かせていたのが印象的でした

 

▲式根島小学校|オンライン上で議論を交わしている様子

 

新島中学校、式根島中学校をはじめとする各学校は、積極的に放課後の時間を確保していただき全体研修を複数回実施。Google for Education は組織全体で活用することが前提のため、全体のスキルアップにつながる全体研修は非常に効果的です。
また、基礎部分をしっかりと理解することで、その後の情報への理解度に大きな差が生じます。どの学校もとても前向きにICTの活用に動き出しております。

▲式根島中学校|理科
顕微鏡と Chromebook を組み合わせた授業

 

神津島村|Chromebook 導入期、ログインサポートと研修を実施

東京から南へ約180km、伊豆諸島のほぼ中央に位置し、東京都初の星空保護区に認定されました。古代より神々が集う島としてその名を馳せ、透明度の高い海に囲まれた人口1,879名(2021年4月1日現在)の島。

神津島村教育委員会様も、Chromebook 導入のタイミングでした。3月に神津小学校にて Chromebook を配布するということで、1時間目から6時間目で全学年にログインフォローを実施いたしました。

また、Google for Education に関する基礎研修を全体に向けて開催。Chromebook を触ってご体感をいただくことで、活用のイメージをしていただけるよう進めていきました。神津小中学校の先生方は活用に非常に前向きで、既にできることから次々と実施されているのが印象的でした。

学校評価アンケートや欠席連絡など、時間を要していた校務にICTを取り入れ効率化を進められています。「校務を効率化した分を児童生徒に向き合う時間へ転化できるため、仕事への情熱に直結する」という意見を伺うことができました。

▲神津中学校|職員室前後にディスプレイを設置
予定の掲示やフォームの回答をリアルタイムで表示し、ペーパーレス化・校務効率化を実施

 

授業見学を踏まえた研修では、Google Classroom、Google Keep、Google ドライブなど、実用性の高いアプリケーションを中心に、コツや便利な活用法をお伝えいたしました。

▲神津中学校|美術
美術技法を投影し生徒に伝えている様子

 

御蔵島村|オンライン相談会と、授業での効果的な活用をアドバイス

東京から南へ約200km。島内には原生林がいたるところに広がり、世界でも有数のミナミハンドウイルカの生息地。人口321名(2018年8月1日現在)の島。

御蔵島村教育委員会様は、教科ごとに活用が進んでおり、小中学校が同じ校舎にあることもプラスに働き情報共有などの連携が強く見られました。

緊急事態宣言中は、訪問が後ろ倒しになることを鑑みオンライン相談会を開催し、Google Meet にて数名の先生方もしくは一対一で、個別相談にお答えしていきました。
先生方の知識や課題、教科や学年も様々なため、個別相談をじっくりできる時間と全体的な研修の両方で支援を進めることで、ICTの活用促進に繋がります。
事前に集めていただいたご質問はどれも具体的なご相談が多く、回答することで「すぐに実践します」とお言葉をいただきました。

▲御蔵島小学校 6年生|正しい指のポジションとタイピングの練習

 

▲御蔵島小学校 6年生|Quick, Draw! を活用した授業

 

常駐訪問時には、全時間それぞれの学年や教科の授業を見学させていただき、Chromebook を効果的に活用するアドバイスを実施。Chromebook を使う必要がない授業では、無理に使っていただくような提案はせず、他校の事例などを紹介いたしました。

▲授業を見学し活用アドバイスを実施|黒板への書き出しを全員が同じ画面に入って共同編集することや、生徒が復習するために Classroom を活用するなど具体的な使用方法をお伝えしました

八丈町|状況に応じたボトムアップ支援と発展した活用アドバイスを実施

東京から南へ287kmに位置し、年間の平均気温は18℃のハイビスカスが咲く南の島。今回支援させていただいた中で一番面積が広く人口7,062名(2021年4月1日現在)の島

八丈町教育委員会様は、Chromebook を児童生徒に配布済みの学校や、既に様々な自治体様から活用のご相談を受けている学校や先生がいらっしゃるなど、学校ごとに求められる支援内容が違ったため、各校のご要望に合わせた支援を実施いたしました。

いくつかの学校では非常に精力的に活用が進んでおり、島外ともオンラインで繋ぎ発信するなど、都心部の学校と比べても十分にICTが推進されている状況が見受けられました。

▲大賀郷小学校 3年生|東京都中野区南台小学校と Meet を繋ぎリモート交流
南台小学校の生徒による八丈島に関する調べ学習の発表

 

▲三根小学校|児童会
廊下歩行を改善するアイデアを出し、ドキュメントで共同編集

 

▲三根小学校|1人1台導入後、新しくできた「映画係」
子どもたちによる脚本・撮影・映画制作。楽しい!と大好評

 

▲三原小学校 3年生|スライドを活用した授業

 

活用が進んでいる学校へは、より発展させた活用アドバイスを実施。まだ活用が進んでいない学校へは、基礎的な研修や個別のご相談などを行い、ボトムアップをメインとした支援を行いました。

▲富士中学校|美術 単元「漫画・アニメについて」
先生のお題に対し Google Jamboard の付箋にアイデアを書き出します

 

▲三原中学校|防災
3.11震災映像を見て防災を考える授業

 

▲大賀郷中学校|社会
毎時間授業の冒頭に Google フォームの小テストを実施

 

利島・新島・式根島・神津島・御蔵島 5島は自治体に則した継続支援へ

3か月間の支援後、各教育委員会様より支援に対するありがたいお言葉をいただきました。引き続き、子どもたちの学びに還元できるよう先生方に寄り添った支援を行ってまいります。

ICT総合支援員 平川より

「今回支援をさせていただいた島嶼部の各学校様は、いずれも都心の学校と比べても遜色のないほど、ICTの導入活用に前向きに取り組んでいらっしゃいました。これは学校だけではなく、島の皆様が一丸となって“子どもたちのために”と様々な取り組みをされていらっしゃるからこそなんだと、肌で感じることができました。引き続き、そのお手伝いをさせていただければと思います。」

 

▼「ICT総合支援員」に関するその他の記事は下記よりご覧いただけます
https://master-education.jp/column/column_tag/ict支援員/

 

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株式会社ストリートスマートは、2017年にGoogle 認定の Google for Education Professional Development Partner(専門的能力開発パートナー企業:「PDパートナー」)に認定されました。そして、これまでの教育機関への総合的なICT導入支援実績が認められ、2020年に国内で初めて Transformation (変革)分野のSpecialization取得パートナーとして Google より認定されました。

自治体や教育現場の皆さまが効率的かつ負担なくGIGAスクール構想やICT教育を推進できるよう、学校常駐型のICT総合支援員各種研修など、ICTの導入から活用推進まで、さまざまなアプローチで皆さまに寄り添った支援を行っております。

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