【レポート】『第2回 ソフトバンクGIGAスクールサミット』に登壇いたしました|主催:ソフトバンク株式会社
2022年1月22日ソフトバンク株式会社主催の無料ウェビナー『第2回ソフトバンクGIGAスクールサミット』に、株式会社ストリートスマート(以下、弊社)の講師がファシリテーターとして登壇いたしました。
担当パートでは、弊社サービス『master study』を授業で活用されている神奈川県海老名市立大谷小学校の伊藤先生に、実際の授業における活用方法やその率直な感想を発表していただきました。
大谷小学校では2021年夏に児童1人1台iPadが配布、10月頃から活用が開始されました。ICTに対して苦手意識があった伊藤先生ですが、「1人1台端末を使える環境を活かさないともったいない」と一心発起し、『master study』の教材テンプレートを使ってICT授業を実践されました。本記事では、伊藤先生の発表内容から実際の授業でどのようにテンプレートを活用したのか、感想も含めてご紹介いたします。
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『第2回 ソフトバンクGIGAスクールサミット』アーカイブ動画
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・【レポート】『第1回 GIGAスクールサミット』に登壇いたしました|主催:ソフトバンク株式会社
参加者は約250名!次の日から授業に活かせるアイデアがたくさん「丸ごとGIGAスクールの1日」
2021年8月に開催されたソフトバンク株式会社主催の第1回GIGAスクールサミットでは、総勢約200名以上の教育関係者の皆さまにご参加いただき、大変ご好評をいただきました。
▶【レポート】『第1回 GIGAスクールサミット』に登壇いたしました|主催:ソフトバンク株式会社
第2回となる今回は、第1回参加者を上回る約250名の方にご参加いただきました。
今回の開催コンセプトは『具体事例』。
各自治体の教育現場の先生方からの実践発表に加え、ICT教育有識者の先生方と登壇される先生方・視聴者様との「ディスカッション」など、すぐに授業に活かせる多くのアイデアを学んでいただける機会となりました。
▲当日の参加者は約250名。小学校から大学の教職員様、自治体様など教育関係者の皆さまにご参加いただきました。
Google Workspace for Education のツールはなぜ教育と相性が良いのか
実践発表②「神奈川県海老名市立大谷小学校 発表」では、発表者の伊藤先生と共に、弊社の菊池と石田がファシリテーターとして登壇いたしました。
大谷小学校のある海老名市では、2021年夏に児童1人1台iPadが配布され、10月頃から Google Classroom を本格的に使用開始されました。
「Google Classroom とはなにか」「 iPadでも活用できる Google Workspace for Education とはなにか」「どういった機能が教育と相性が良いのか」など、まずは弊社の菊池からご紹介いたしました。
また、伊藤先生が授業で活用された「Google Jamboard™」と共同編集についても詳しくご紹介しました。
ICTに苦手意識がある先生がICTを活用した授業を実施!活用して良かった点と、難しかった点を発表していただきました
伊藤先生はICTに苦手意識があるものの、1人1台使える環境を活かさないともったいない!と、授業でICTを活用する取り組みにチャレンジされています。
そのひとつとして、『master study』の教材テンプレートを使った授業を実施され、そこから見えてきたICT活用のメリットと今後の課題についてお話いただきました。
話すこと、書くことが苦手な児童がiPad活用で輝く!
Google Classroom を本格的に使用開始し、始めは主に「インターネット検索」や「お手本動画の共有」など、身近な調べる道具として活用を始められました。
国語|ICTの活用で手書きが苦手な児童が意欲的に!
従来の紙でまとめる授業では、文章を書くのが苦手な児童につきっきりになってしまうことがありました。
そこで、ICTを活用した新たな取り組みとして、Google ドキュメント™ で文章をまとめる授業を実施。
手書きで書くことが苦手だった児童が、文書作成をさくさく進めて、資料や出典を記載した立派なレポートを作成することができました。
総合的な学習の時間|『master study』の「思考整理ツール」テンプレートを活用すると、話すことが苦手な児童も協働できる!
今まで1人1人手書きで行い個人作業に留まっていた「思考整理ツール」の活用を、Google Jamboard を活用してグループワークに変更。
普段は自分の想いや考えを表現することが苦手でグループワークに積極的に参加できない児童も、友達と一緒に画面の中で協働作業ができ、自分で調べた情報を自分の言葉で発表できました。
▲休み時間も続きをやりたいと楽しむ姿も見られました
理科|『master study』の教材テンプレートをそのまま活用し、教材準備の時間を短縮!
理科 単元「天気の変化」では、授業の導入に様々な雲の形の写真がまとまっている『master study』の教材テンプレートをそのまま活用して、視覚的な情報から単元に対する児童の学びの動機付けをしました。
▲教材の準備は『master study』からコピーするだけで完了できるため、教材準備の時間短縮に
ICT授業特有の課題とは?
iPadやICT教材を活用することで発生した課題もありました。
操作説明を含めた授業時間配分の難しさ、データ消失した際の対応、アプリの一部機能の使いづらさなどの「ICTに不慣れであるために発生する課題」や、教科書や単元内容に完全準拠したテンプレートがあるとICTを活用した授業を促進できるなどの「オンライン教材の不足」などがありました。
ICTを活用することで輝ける児童がいるなら、私たち教員がしっかり準備をしないといけない
伊藤先生は、実際に授業でICTを活用してはじめて、ICT授業の良さや改善点に気づくことができたと仰っていました。ICTの使い方を教師が勉強する必要性や、機械を扱う特有の課題はあるものの、ICTを活用することで能力を発揮できる児童がいるのなら、私たち教員はその用意をしてあげないといけない、と発表を締めくくられました。
また、第2回GIGAスクールサミットでは、ICT活用が始まった今だからこそ浮き彫りになった課題が共有されました。
それは、「学校だけではICT活用の限界がある」「学校で実施していることが保護者に伝わっていない」など、様々な立場の関係者とのコミュニケーション不足です。
今後は保護者の方の協力や、保護者を巻き込んだ取り組みを実施していくことが必要不可欠であるということが、有識者の先生をはじめ、サミット全体のメッセージとして伝えられました。
実践事例は大変参考になり、自身にも取り組むことができそうだと思った
実施後のアンケートでは、「参考になるテンプレートの紹介が良かった」「新卒3年目の先生(伊藤先生)が頑張っている姿をみて、自分も頑張ろう!という気持ちになった」といった、嬉しいお言葉をいただきました。
伊藤先生がチャレンジされたICTを活用した取り組みや、弊社の Google Workspace for Education ツールに関する説明、『master study』のテンプレートのご紹介などが、少しでもご参加いただいた先生方のお役に立てたのではないかと光栄に思います。
ファシリテーター 菊池より
「今回の伊藤先生の発表は、そもそもICTがあまり得意ではなかったけれど、せっかく端末が配られたので使ってみよう!ということがキッカケでした。先生方の多くは同じ気持ちなのではないでしょうか?そんな中、実際にチャレンジして感動したことや、もっとこうなったら良いのにという素直な感想を発表してくださったことが、参加者の皆さまのご参考になったのはもちろん、私自身も新たな発見や気づきを得ることができました。本スクールの学びをコンテンツ開発にも反映させていきます。」
\伊藤先生がICT授業実践で活用した教材テンプレートはこちら/
Google for Education を使ったICT教育を進める先生の
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2022年春頃までは有償コンテンツを無償でご利用いただけます。(詳細はご登録いただいた方にメールでご連絡いたします。)
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※Google Jamboard 及び Google ドキュメントは、Google LLC の商標です。
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◆『これで解決!』シリーズ
ーGoogle Classroom
・具体的な使い方vol.1 (クラス作成〜生徒招待〜課題配信)
・具体的な使い方vol.2 (テスト付き課題配信〜採点〜成績管理)
・具体的な使い方vol.3(生徒や保護者とのコミュニケーション)
・具体的な使い方vol.4(Google カレンダーや Googleドライブとの連携)
ーGoogle フォーム
・具体的な使い方vol.2(テスト作成〜自動採点〜解答確認)
ーGoogle Jamboard
・具体的な使い方vol.1(Jam作成〜画像追加〜手書き〜付せん作成)
ICT教育推進やGIGAスクール構想に関するご相談はストリートスマートへ
株式会社ストリートスマートは、2017年に Google 認定の Google for Education Professional Development Partner(専門的能力開発パートナー企業:「PDパートナー」)に認定されました。そして、これまでの教育機関への総合的なICT導入支援実績が認められ、2020年に国内で初めて Transformation (変革)分野のエキスパートとして Google より認定されました。
自治体や教育現場の皆さまが効率的かつ負担なくGIGAスクール構想やICT教育を推進できるよう、学校常駐型のICT支援員や各種研修など、ICTの導入から活用推進まで、さまざまなアプローチで皆さまに寄り添った支援を行っております。
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